【速報】サンシャイン水族館の「毒毒毒毒毒毒毒毒毒展」に行ってきた!!

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サンシャイン水族館毒毒展

【速報】サンシャイン水族館の「毒毒毒毒毒毒毒毒毒展」に行ってきた!!

 


本日7月12日から開催されるサンシャイン水族館の
『毒毒毒毒毒毒毒毒毒展(もうどくてん)』に行ってきましたので、
いつもとは趣旨を変えて、レポートをお送りします!

『天空のオアシス』をコンセプトに作られたサンシャイン水族館は、
東京のど真ん中にありながら、多種多様な生物を工夫を凝らした見せ方
で、私達に都会の喧騒を忘れさせてくれます。

そんなサンシャイン水族館の今回の展示会は『毒毒毒毒毒毒毒毒毒展』と
かなり尖ったネーミングセンス。東京近辺の駅に貼られているポスターの
デザインも思わず二度見してしまった方も多いのでは?

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展示の入り口では巨大なヒョウモンダコがお出迎え!

 

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あれ、ヒョウモンダコって黄色かったっけ…?

ヒョウモンダコの参考記事はコチラ

中に入ると早速、毒生物達が!

 

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どうやら毒の強さを5段階のレベルで分けているようですね。

 

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それでは、展示されている生き物達にスポットを当ててみましょう!
【ミノカサゴ】

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毒の強さ:★★★★★
※レベルは展示で表示されていたものに準拠しています。

いきなり毒の強さマックスのが来ましたね!
こいつは毒のある魚の中でもかなり有名なので知っている方も
多いのではないでしょうか。
毒は胸鰭と背鰭にあり、刺されると激しい痛みがあり、赤く腫れてしまいます。
人が死に至ることはないようですが、ダイビングやシュノーケリングで
見かけることもあり、水中で撮影するために追いかけると鰭を使って刺激を
してくることからレベル5に設定されたのかと思います。
あ、ちなみにこいつは体に毒はないので食べることができます。
【アカクラゲ】

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毒の強さ:★★★
日本近海であればほぼどこでも生息しているので、
展示されている生物の中では一番身近な毒生物だと思います。
触手に毒があり、刺されると赤く腫れます。
クラゲの中ではあまり強い方ではありませんが、
あまり何回も刺されるとアナフィラキシーショックを起こす
恐れもあるので注意が必要です。
【リーフスティングレイ】

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毒の強さ:★★
熱帯魚としてよく飼われている種類のエイですね。
だいたい8千円以内で売られているのがよく見られます。
スティングレイとは毒針を持ったエイの英語名で、
日本近海で見られるアカエイなんかもスティングレイになります。
こいつも死には至りませんが、アレルギー持ちの方はアナフィラキシーショック
の恐れがありますのでご注意下さい。

ここらへんから7月25日公開予定の『GODZILLA』とコラボした展示になっていました

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【オニダルマオコゼ】
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毒の強さ:レベル表記無し
こいつはヤバいです。
毒の強さレベルの表記がなかったのですが、展示されている中では1、2位を争います。
背鰭の刺に毒を持っており、非常に毒性が高いです。
背鰭の刺は13本ありますが、そのうち3本が刺さると大人でも致命傷になる恐れがあります。
ダイバーが岩と間違えて触れてしまい命を落としたケースもあるそうです。
ちなみに、こいつもミノカサゴ同様食えます。

【アデヤカキンコ】

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食事中のアデヤカキンコ

毒の強さ:表記なし
熱帯魚愛好家からは『シーアップル』と呼ばれている
カラフルなナマコの一種です。
こいつは刺激を与えるとサポニンと呼ばれる毒を吐き出しますが、
肌に触れるとアウトってわけでもないので、人体にはあまり害はないかと。
また、死んでも毒を出すみたいなので、同じ水槽内で別の生き物を飼っている
ときは注意が必要です。

【マアナゴ】

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毒の強さ:表記なし
アナゴといえば江戸前寿司の代表的なネタであり、
これからの夏にかけて旬を迎える我々庶民でも馴染みの深い
魚ですが、刺し身で食べたことはありますか?
実は、こいつ血液に毒を持っています。
イクシオトキシンという毒を血液に持っており、
経口摂取すると吐き気や中毒症状を起こします。
しかし、非常に熱に弱く加熱することで無毒化できます。
ウナギも同じ毒を血液に持っており、アナゴやウナギの刺し身を
見かけないのはそのためなんです。
個人的には天ぷらがオススメですね。

【以下、虫の写真があるため閲覧注意】

【ベトナムオオムカデ】

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毒の強さ:★★
ムカデ界最強がこいつです。
平均的な体長は18センチ、最大では約30センチにも成長します。
攻撃性が強く、蛇にすら容赦なく襲いかかり、
毒の強さは人間でも致命傷になりうる程です。
個人的にはもっと毒の強さレベルを高くしても良いかと思います。
YouTubeに蛇を狩る映像があったので、参考にまで↓

ただ、現実の強さの割にはマンガ『テラフォーマーズ』ではこいつベースのキャラは
パッとしなかったんですよね……

【ゴライアスバードイーター】

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毒の強さ:★★
世界最大級の蜘蛛であり、見た目もこんなに厳ついですが、
死亡例はありません。
毒は牙と腹部の毛にあります。足で毛を蹴って飛ばすことがあるのですが、
かぶれる程度です。
見た目的には一番心惹かれたのですが見かけにはよらないですね…。
こいつの名前をずっと【ダ】ライアスバードイーターと勘違いしていたのは、
ここだけの秘密です(←シューティングゲーム好き)

【ジュウジメドクアマガエル】

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毒の強さ:不明
実を守るために体表の独占から乳液状の白い毒液を出します。
その毒液の様子から『ミルキーフロッグ』とも呼ばれています。
ペットととして日本にも輸入されたりしていますが、毒の強さが
まだよくわかっていないようなので、もし触る機会があった際は、
素手で触るのは避けた方が良いかと思います。
水色の唇と十字の目がとってもキュートですよね!
ちなみに、身近な種類のニホンアマガエルも体表を覆う粘膜に微弱ですが
毒を持っています。目に入った場合は失明する恐れもあるので、
アマガエルを触った手で目を擦ったりするのは絶対にやめておいた方が良いです。

【アメリカドクトカゲ】

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毒の強さ:★★
アメリカドクトカゲに関しては過去に書いたことがありますねw
トカゲの中では唯一毒を持っている種類です。
最大サイズはなんと50センチ。
唾液に毒が含まれており、蛇と違って巻き付いて獲物を固定することが
できないため、ガッツリ噛むか、何度も何度も噛み付いて獲物を狩ります。
人間が噛まれた場合は、激しい痛みやめまい、吐き気といった症状が出ますが、
健康な成人男性が死亡するのは稀とされています。
また、こいつの毒は糖尿病の薬として使わているようです。
個人的には今一番飼いたい爬虫類ですw
けど、たっかいんだよなぁ……

【スローロリス】

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毒の強さ:不明
見に行ったのが朝一だったせいか寝てました・・・
上腕にリンパ節から毒を分泌し、それを舐めることで毒を含ませます。
そして毛づくろいをすることで、毒を全身の毛に広めて天敵から身を守るそうです。
哺乳類の中で毒を持っている種類って珍しいですよね。
自分が知っているのだと、カモノハシくらいでしょうか。

【ゴンズイ】

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【ハオコゼ】

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【スベスベマンジュウガニ】

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身近な磯の有毒性物として1つの水槽にまとめられて紹介されていました。
これからの夏シーズン、海水浴や釣りなどで気をつけたい4種ですね。
ゴンズイ、ハオコゼはそれぞれ毒針を持っているので
海で見つけた場合、触るのは避けた方が良いです。
また、スベスベマンジュウガニはほぼ全身にフグ毒(テトロドトキシン)を
持っているので、食べると死亡する恐れがあります。
ネーミングセンスに悪意を感じるのは私だけでしょうか…。

展示を抜けるとオリジナルグッズが並んでいました!
毒毒毒毒毒毒毒毒毒展のポスターと同じデザインのスマフォケースや
定期入れ、様々な魚のぬいぐるみ等、どれをおみやげにするか迷っちゃいますね♪

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以上、レポでした!

基本的には展示で記載されていた文章を基に紹介してみましたが、
記載されていない情報も書いてみましたので、デートで行く前の
予習用に読んで貰えればと思いますw
ただ、うんちく話が過ぎると彼女から「ウザい」と毒突かれてしまう
かもしれないのでホドホドに。

写真を撮りながら1周するのにだいたい30分くらいかかりました。
会場はそれほど広くありませんでしたが、展示内容は濃厚で、
この記事では紹介できなかった毒生物が沢山います。
これからの夏休み、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。

「毒毒毒毒毒毒毒毒毒展(もうどくてん)」〜毒を持つ生き物〜
【開催日時】 2014年7月12日(土)〜9月28日(日) 10:00〜20:00
※7/19〜8/31は21:00、8/9〜17は9:00〜21:00※特別展の最終入場は終了30分前
http://www.sunshinecity.co.jp/aquarium/information/i192.html

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