飼育する爬虫類を選ぶための3つの心得

これは私が爬虫類を飼育する際に必ず考える心構えになります。どんなペットでも同じですが、「飼育する事」はそのペットに対して「責任を持つ事」です。爬虫類は犬や猫以上に長生きする種類も多く存在します。人生のパートナー、家族となるペットをお迎えする前に是非この記事を読んで、これから飼育する爬虫類は自分に合っているのかを見極めてください。

相性の良い爬虫類を選んでいるか

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爬虫類を飼育する時は、自分との「相性」をあらかじめ確認する必要があります。例えばヘビを飼育したいと考えたときに3つのタイプに分かれます。

① ハンドリングしてコミュニケーションをとりたい

② 大好きはヘビを鑑賞したい

③ 爬虫類を繁殖させたい

例えば①が目的でヘビを飼育するのに獰猛で有名な「モルカンパイソン」や「ブラッドパイソン」「グリーンパイソン」等を飼う事は難しいかもしれません・・・もちろん慣れた個体はいますが、多くはケージを開けた瞬間に飛んでくるようなペットたちでは終生飼育は困難になりますよね。

また、実家で爬虫類を飼育する場合、家族の理解を求める必要がでてきます。ちなみに私は父の理解をえる事ができず欲しかったヘビを諦め、可愛いベルツノガエルからスタートしました(笑)
このように飼育する爬虫類や環境によって相性を見極める必要が出てくるのです。

終生飼育は可能かどうか

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写真や実物を見てこの爬虫類を飼育したい!という気持ちは必ず出てくるものです。しかし、爬虫類に限らずどんなペットでも共通して言える事は果たして自分が暮らしている環境下で、最後まで飼育する事ができるのか?」ということです。特に大型種の爬虫類はここを真剣に考える必要があります。

爬虫類は幼体の頃はおとなしく可愛いのですが、大きくなるにつれ凶暴になったり、思った以上に大きく成長する事が多々あります。例えばグリーンイグアナはペットショップでは広く取り扱われ、かつ安価な爬虫類です。しかしアダルト個体は2mにもなる大型種で、飼育スペースも最初の60cm水槽から、1部屋必要になります。また、大きくなればなるほど餌の量も増えるため、お金が続かない等の理由で飼育放棄されてしまう例もあります。

こうした事態を避けるためにも、飼育する前の心構えとして次項を頭に入れてから飼育をしてみてください。

爬虫類飼育の基本「SCH」

爬虫類の飼育を具体的に考える上で問題になってくる事がこの「SCH」です。勝手に造った造語ですが内容は「space」「cost」「handling」この3つを網羅することが重要だと私は考えています。

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① 「space」・・・飼育に必要なスペースを確保する

大型種の爬虫類を飼育する際に気にしてほしい事がこの「space」です。前項で記載した通りトカゲの入門種であるグリーンイグアナでさえ2m近くになる種を60cmのケージで飼育できるというのは無理がある話です。中型種で60cm程の個体を60cmのケージで飼育することは健康的に飼育できないのは明白です。ヘビであればとぐろを巻いた時の4倍の面積は必要ですし、トカゲにいたってはヘビのように体を縮める事ができないため、全長の1.5倍〜2倍の広さのケージは必要になります。

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② 「cost」・・・エサの確保と電気代等のランニングコスト

ペットを飼育する上で必ずかかるエサ代と環境へのランニングコストは、爬虫類によって大きく異なってきます。小型種はともかく、大型種ではそのエサ代だけでも費用がかかります。1回の食事量はお腹が膨らむ程度が基本ですが、中型のオオトカゲでも1回の食事でマウスの成体を10匹ぐらいぺろっと食べてしまいます。エサの間隔を週1回にしてもそれなりの費用はかかりますよね・・・・イグアナ等の草食性の爬虫類に関しても、冬期の野菜は値段も高く維持費がかかります。かといって野草を取ってくるのも考えものです。

また、ライトやヒーター等の光熱費等もかかるため、合計すると高額になってくることが想像できます。このように、爬虫類を飼育する上でのランニングコストは覚悟の上で飼育に望んでください。

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③ 「handling」・・・ハンドリングして慣らしたい

動物園や水族館にいくとたまに大きなヘビを首に巻いたり、トカゲを散歩させたりしているのを見ます。ペットを飼育するのであればスキンシップを図りたくなるもので・・・爬虫類って慣れるの?とよく友達に聞かれますが、私は「個体差があるから必ずしも慣れるとはいいきれないなーというより飼育者がその爬虫類に慣れる!」と答えています(笑)

ヘビやトカゲの仲間は「気性の荒いもの」「神経質で繊細なもの」が多く存在します。このような種はいくらハンドリングしても落ち着きが無かったり、噛み付いてきたりと飼育する中で危険を伴うこともあります。また、ハンドリングが原因でストレスが溜まり病気になってしまったり、時には死んでしまう個体もいるのです。

まとめるとどんな動物もそうですが個体差によって慣れる、慣れないはあると思いますし、爬虫類に関しては慣れる個体の方が少ないと考えて飼育に望むべきだと考えています。購入した個体が中々慣れないからつまらなくなって飼育を放棄してしまうという悲しい事態にならないためにも、よく考えて爬虫類を選んでみてください。

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