フトアゴヒゲトカゲの飼育方法と飼育器具紹介 part3

フトアゴヒゲトカゲの飼育器具(続)と最適な温度

前回に引き続き飼育器具と温度について書きます!温度管理の要、バスキングライトと保温球、プレートヒーター含めて紹介しています。また、飼育下の温度についても飼育器具と合わせて説明していますので参考にしてみて下さい!

バスキングライト

フトアゴヒゲトカゲは日光代わりに紫外線を浴びるほか、体温を上げるための「ホットスポット」が必要です。ケージの上(フトアゴが火傷してしまうため、手の届かないところに設置します)に設置したバスキングライトの下に岩やシェルターなどを置いておくとフトアゴはその上に乗って日光浴のようにしてスポットライトの光を浴びます。その熱で体温を上げているのです。この際ホットスポットの直下の温度は40〜45度が目安となります。夜間は必要がないので消しておきます。バスキング用の岩も市販されています。熱を持ち易くてフトアゴの乗り易い岩が良いでしょう。

 保温球

フトアゴヒゲトカゲは昼行性なので昼間に活動し、夜の間は寝ています。しかも原産地のオーストラリア東部は日差しの強い場所なので気温が高く、太陽の光を常に浴び環境下を好みます。保温球は昼間の気温を再現するために使用する保温器具で、設定するケージ内の温度は昼間が20〜30度夜間は20〜25度くらいベビー個体はまだ低温に弱いので昼間はケージの中の温度を高めにする必要 があります。夜にやや温度下げるのは自然化でも昼夜で気温下がり気温が下がる夜間は体を温めます休めますそれと同じような環境にするためです。1年中この温度を保ち、繁殖させるのでなければ特に冬眠させる必要もありません。

プレートヒーター

その名の通り床に敷くヒーターで、保温球と同じ気温を上げたり、フトアゴをお腹から温めるために使用します。温度の自動調節機能のついたプレートヒーターでケージ内の温度を管理してあげましょう。設置はケージの下に半分程度敷き、フトアゴが暑さを避ける場所を作って上げましょう。

サーモスタット

サーモスタットはケージ内の温度を把握する重要な器具です。サーモ機能で昼間と夜間の温度を設定・管理し、タイマー機能で紫外線や保温球の時間調整を行います。サーモスタットには温度センサーがついているので、ケージ内の一番温度が低い場所に設置してあげましょう。例えば最低設定温度が25度であれば、ケージの温度がそれ以下になると自動的に保温機具が作動しケージ内を温めるのです。

流木

平面を移動するフトアゴは、立体的な物をケージ内に置いておく必要は特にありませんが、大きくてがっしりとした流木等があればそれによじ上って一休みしたりします。ケージの雰囲気も出るのでスペースに余裕があれば入れてみても良いでしょう。

フトアゴヒゲトカゲの餌について

まずはフトアゴヒゲトカゲを飼育した時の給餌をイメージしてもらうために補食動画を貼りました。お箸で直に与える方法ですね!

 コオロギをパクパク

エサの与え方と給餌の間隔

フトアゴヒゲトカゲは雑食の爬虫類です。おもに昆虫(生きたコオロギ)を主食としますが、野菜や人工飼料も食べてくれます。コオロギやワームは一匹ずつピンセットでつまんで目の前に落とすか、目の前で揺らしてあげると食いついてきます。餌のメインとなるコオロギの場合、フトアゴヒゲトカゲが若いうちは食べられるだけ与えてしまって構いません。成体に育っていくに従って野菜類の餌を増やしていき、その分コオロギの数を減らしていきます。また、最近はトカゲ用の人工飼料も販売されており栄養的にもバランスが取れたものなので時折与えてあげると良いでしょう。生きている昆虫が苦手な人にとっては利用し易いですね!しかし、人工飼料のみの飼育は拒食してしまった時や飽餌時に問題となる可能性がありますので、なるべく昆虫を与えてあげましょう。

餌を与える際の注意点としては、フトアゴヒゲトカゲの体が充分に温まってからでないとあまり食欲を示しません。なので朝は保温球でケージ内を暖め始めて少し時間が経ってから餌を与えましょう。

給餌の間隔ですが、個体の成長過程に合わせた回数を与えます。餌を与える頻度はベビー個体の場合は毎日3ヶ月以上のヤング個体なら1日から2日おき1年以上の成体なったら週に2回くらいでも問題ありません。

フトアゴヒゲトカゲのエサの種類

コオロギ

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いつも言いますが私の苦手なコオロギ・・・しかしフトアゴヒゲトカゲにとっては御馳走です(笑)暖かい時期に野外で採取しておいて与える事もできますが、手間等を考えるとペットショップで購入するのが良いでしょう。価格は1匹数十円ほどで、種類は黒くて大きな「フタホシコオロギ」と薄い茶色で動きの早い「ヨーロッパイエコオロギ」の2種類になります。コオロギは簡単に繁殖させる事ができるので生まれたての小さなコオロギと成体のコオロギを個体のサイズに合わせて与えましょう。コオロギの繁殖はつがいをケージに入れ、温度を25度前後に保つと卵が2、3週間で孵化します。コオロギのみで飼育する場合は必ず栄養不足を補うためにカルシウム剤や総合ビタミン剤をまぶして与えましょう。これを怠るとフトアゴヒゲトカゲがカルシウム不足による骨代謝障害になりやすくなってしまいます。とくに成長過程にあるベビーヤング個体や産卵前後のメスには充分にカルシウムを与える必要があります。

ミルワーム

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ペッ トショップで売られるミールワームには2種類あります。1つは全長3cm前後のゴミムシダマシの幼虫、もう一種は全長5cm前後で数年前から売 られるようになったジャイアントミールワームです。個体の大きさに合わせてあげるミールワームを使い分けます。しかし、栄養価が低くエサのバリエーション の1つとして考えた方が良いかもしれません。カルシウム剤やビタミン剤を振りかけましょう。

グラブパイ

ヒョウモントカゲモドキの飼育方法でも紹介した人工飼料です。この餌もフトアゴは食べてくれます。昆虫が苦手で無理・・・という方、朗報です。このグラブパイはカエルのパックマンフード(カエルの飼育方法で出てきます)同様、ねりねりするだけの人工飼料です。作り方は動画で解説している方がいらっしゃったので参考に。

注意点としては、それなりに臭いはするので作る際はベランダを開けましょう。また、保存が利くと言ってもせいぜい冷蔵庫で一週間程度、それ以上ではカビが生えるのでやめておきましょう。グラブパイのみの飼育を行っている方も居るみたいですが、可能であれば昆虫も一緒に与えられればベストだと思います。

フトアゴフード

これはフトアゴ用(他のトカゲ類も食べるみたい)の人工飼料です。グラブパイと違い固形ですぐに与えられるため重宝します。幼体用と成体用で別れているので使い分けましょう。

フトアゴヒゲトカゲの飼育方法と飼育器具を紹介 part4はお世話の仕方とハンドリングについてまとめます!

フトアゴヒゲトカゲの飼育方法と飼育器具を紹介 part1
フトアゴヒゲトカゲの飼育方法と飼育器具を紹介 part2

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