【画像】ヤドクガエルの種類と毒の強さについて

ヤドクガエルって?

「ヤドクガエル」動物番組やペットショップで一度は聞いたり見たりした事がある名前ではないでしょうか?名前の通り毒のあるカエルです。しかし中南米に棲息する小さくてとても奇麗な体色をもちエキゾチックアニマルの中でも人気のあるペットガエルなんです!名前の由来はかつてヤドクガエルの棲息する中南米に先住していた狩猟民族がこれらのカエルを集めて毒を絞り出し、狩猟用の吹き矢に塗り付けて使用したことから名付けられました。この吹き矢でジャガーやシカを麻痺させて捕らえていたのですから驚きですね・・・今回はそんなヤドクガエルの毒の秘密や種類を画像を交えて記事にしたいと思います。

0.01mgで人を殺す事ができる

そもそも両生類は外界との境界線となる表皮の角質層が薄いことから、敵から狙われやすく防御力が低いため、彼らの体表には非常に多くの「顆粒線」という器官が備わっています。陸棲の有尾目やほとんどのカエルの顆粒線からは多かれ少なかれ身を守るための毒が分泌されています。例えば身近な有尾目である「アカハライモリ」 はフグの毒である「テトロドトキシン」と非常によく似た構造の強い毒を分泌することが知られています。またヨーロッパに生息する「ファイアサラマンダー」の仲間は背中の毒腺から敵に向かって3メートル毎秒の速さで毒液を噴出できると言われています。両生類出す毒の中で最も日本で知られているのは「ガマの油」でしょう。これはヒキガエルの仲間が目の後ろにある毒腺から分泌する「ブフォトキシン」と呼ばれる物質であると言われています。

しかし、なんといってもヤドクガエル仲間の一部が分泌する毒は桁外れに強い毒性を持っています。特にフキヤガエル(Phyllobates)の仲間が持つ「バトラコトキシン」という毒は地球上で最も強い生物毒とされ、なんと0.01mgで人間一人の命を奪えると言われています。

ヤドクガエルの危険性は?

前項でヤドクガエルの恐ろしさが分かったと思います。そこで1つ疑問が浮上してきますよね。「猛毒のカエルなんて飼育していいのか!」「まして繁殖して販売するなんてもってのほかだ!」と。ごもっともです、ただ聞いて下さい。

国内で販売されているヤドクガエルは毒を分泌しません。

実は卵から人間の管理下で飼育するとカエルになっても毒を分泌しません。ヤドクガエルがどうやって毒をつくるのかは解明されていないのですが、おそらく自然の中で食べている餌となる昆虫が毒の原料であり、人間による飼育下ではそれらを食べられないので無毒になると考えられています。養殖のフグが無毒になりやすいというのとよく似ていますね!

ヤドクガエルの種類

ヤドクガエルは多くの種で極彩色の美しい体色を持っています。多くは熱帯雨林に生息していますが本種は特異な存在で、アンデス山系の標高3,000メートル以上の寒冷な高地に生息しています。したがって飼育は高温を避け15度〜20度を維持するように心がけます。飼育も難しいヤドクガエルですが、それだけ飼育する価値のある魅力的なカエルということですね。下記にヤドクガエルの中でも人気のある種類をいくつかご紹介します。

コバルトヤドクガエル

その名が示す通り、全身がコバルトブルーで背面に黒班が不規則に散らばっています。ヤドクガエルの中でも大型になり5センチ近くになります。

アイゾメヤドクガエル

本種は広い地域に分布しており、生息地域によって色彩の変異が大きくモルフと呼ばれる様々なカラーパターンが知られています。ヤドクガエルの中では最大級になり飼育下では6センチ近くになる個体もいます。

ハイユウヤドクガエル

低地の森林などに住んでいます。個体間の色調や斑紋の変異が非常に大きく、斑点模様、網目模様、染め分けなど様々な組み合わせが見られます。

キオビヤドクガエル

黒地に黄色の不規則なマーブル模様が入る美しいヤドクガエルです。多湿な熱帯雨林の落ち葉などの下に隠れていることが多いようです。

マダラヤドクガエル

黒に緑が基本的な色彩ですが、色々な色彩変異が見られます。棲息範囲としてはハワイのオアフ島にも分布しており、庭先でも見ることができます。

セマダラヤドクガエル

アマゾン川の低地の森林地帯に生活しており、アリや小さな甲虫、シロアリなどを食べています。本種はペットとして飼育された歴史も浅く詳しい生態はよくわかっていません。

イチゴヤドクガエル

赤に黒点が混じるものから青い個体まで生息環境でかなり色彩変異が見られます。地上で産卵して、孵化した幼体を1,2匹ずつメスが背中に背負ってアナナスという葉のたまった水場に運ぶ行動がよく知られています。

アマゾンヤドクガエル

小型樹上性のヤドクガエルで立体活動好み産卵はアナナスなどの着生植物の葉腋の水たまりなどで行われます。生息地の違いにより頭部の網目模様の色が赤、オレンジ、黄色のタイプが知られています。

アシグロフキヤガエル

現地のインディオたちが狩りに使用する吹き矢の毒として利用されていることから吹き矢と呼ばれています。この種が一番強い毒を持っている事が知られています。

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