夜間は冷え込み夏型にとってはお休みの季節となりました。冬型の塊根植物への購入意欲しかわかない今日この頃、一番欲しいと思っていたオトンナ・ヘレーの実生苗を購入したので育て方をまとめました。
目次
オトンナ・ヘレー(Othonna herrei)について
科・属名:キク科オトンナ属(Othonna)
学名:オトンナ・ヘレー(Othonna herrei)
園芸名/流通名:オトンナ・ヘレー、オトンナ・ヘレイ、蛮鬼塔
オトンナ・ヘレーは南アフリカのリフタスフェルト山脈という乾燥地帯に自生している植物です。無数のこげ茶のイボが上へ上へと分岐しながら伸びていきます。別名蛮鬼塔とも呼ばれその奇妙な形に人気が集まっています。最大で高さ40〜50cmにもなりますが、成長が遅いため国内で大きな個体はあまり見かけません。今回購入した実生苗も約2年で頭1cm程度で成熟個体を見るまで先は長そうですね。花は休眠から目覚める秋〜冬にかけて黄色い小さな花をいくつも咲かせます。
オトンナ・ヘレー(Othonna herrei)の育て方
基本的には夏型のパキポディウム属の逆で秋から春にかけて日中は直射日光に当て、土が乾いたら鉢の底から水がでるくらいたっぷりと水をあげます。日光が不足すると突起間の短い徒長した個体となります。水やりについてもオトンナ・ヘレーは乾燥地帯に自生するためやり過ぎも徒長の原因となりますので少し辛めに育てます。5月~9月は完全な休眠になります。遮光率70%にて、涼しく風通しを良くします。成熟株は途中の灌水は必要有りませんが、小苗の場合は月に1回程涼しい時期を見計らって、霧吹きで軽く用土表面が濡れる程度灌水したほうがよいでしょう。管理温度は冬型とはいえ雪や冷たい風に晒しすぎて凍ってしまう場合枯れる可能性があるため置き場所を変えましょう。
生育型 | 冬型種 | 鉢の置き場所 | 直射日光下 |
生育適温 | 5〜20℃ | 水やり | 少なめ、夏は霧吹き程度 |
成育期 | 9月〜5月 | 肥料 | 液体肥料を週1回 |
成長速度 | 遅い | 値段 | 5000円〜 |
植え替え時期 | 9月〜3月 | 希少性 | ★★★ |
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オトンナ・ヘレー(Othonna herrei)の栽培記録
ネットにて購入した2つの実生苗、こんな小さくても2年生ということでゆっくり育てていきます。一つ目の実生苗は突起の詰まったいい形をしています。二つ目の子苗は分頭していて両方ともに将来が楽しみですね。来週にはまたBBがあるので一応大株も手に入れたいなと考えてます。
実生 | 2年 | 現地球 | |
根の状態 | 発根済み | 購入経路 | ネット購入 |
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屋内に夏型の塊根植物たちをしまわなければと思いながらできていません。そこで最近ビニールハウスを購入しベランダに設置したので温度が内外でどのくらい違うか、そして冬は越せるのかを検証したいと思います。記事は後日投稿予定