亀甲竜は塊根部分が綺麗な多角形にひび割れ、亀の甲羅のような見た目へと長い年月をかけて変化するとても魅力的な塊根植物です。その亀甲竜が頭頂から伸ばすツルは塊根部が大きければ大きいほど長く太く成長します。そのツルを整えて魅力的な亀甲竜に変身させます。
亀甲竜のツルを整える理由
うちで7月に某サイトからお迎えした亀甲竜(Dioscorea elephantipes)ですが9月末頃から目覚めツルを伸ばし始めました。直径5cm程の小さな亀甲竜です。(小さいといっても実生でこの大きさになるまで4、5年は経っている・・・)
気付いたらツルが伸び始めていました。お迎え時は季節を間違っていたようで緑の葉が少し茂っていましたが、すぐに枯れてしまいました。その残骸が残っています。枝を切ったり葉を取ったりしなければいけないかというとそんなことは無いそうです。10月に入りツルが1m以上に伸びハート形の葉も大きくなってきました。が、ツルが伸びすぎて他の植物に巻き付き始めたため支柱を建てようかとも思いましたが、よくインスタグラムでみるツルデザインにチャレンジしてみました。完全に人間のエゴ笑
亀甲竜のツルを整える方法
準備するもの
① 針金 ツルの太さや長さにもよるが今回うちの亀甲竜には径1mmの針金を用意しました。
② ガムテープ デザインを極めるため黒の布テープを用意
ツルを円状に自生させようとしたが失敗、重力には逆らえません⬇︎
手順
① ツルの長さを考慮し、円の大きさをイメージする
② その大きさに針金を曲げて行く。その時鉢の側面から針金を伸ばすための長さは残しておく
③ 鉢にガムテープで貼り付ける部分の角度を鉢に当てながら微調整
写真でなんとなく察してもらえると嬉しいです。
④ ガムテープで針金を鉢と固定する
⑤ 亀甲竜のツルを針金に巻きつけて行く
⑥ 完了
ツルを巻きつける作業はツルが折れてしまうと成長に支障をきたすため慎重に行う必要があります。ちなみに一部折ってしまい今後の成長がどうなるかハラハラしてたり・・・
後の作業はツルが伸びたら針金に巻きつけるの繰り返しになります。針金でうまくツルをガイドしてあげることでハート形や星形なども作れると思いますので是非やってみてくださいね。
※ツルが太すぎて曲がらない場合やツルがまだ細すぎて巻きつかない場合は他の方法をお勧めいたします。