【飼育】ツノガエル飼育環境のあれこれ!【シンプル】
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■脱脂綿を敷いての飼育環境
シンプルこそ至高!という方にオススメの飼育方法かもしれません。
※ただ、この飼育方法が正しいということはございませんので、こういった
飼育方法もあるんだなぁという感じで読んで頂ければ幸いでございます。
この飼育スタイルは、カエルの姿をよく観察できるためペットショップの
店頭販売にてよく見られます。
水深は、1cm以下にして下さい。
カエルがずっと水の中にいる状態ですと、よくオシッコ?などするせいか
飼育水の水質悪化がとても早いです。
毎日の水換を日課にする事がとても大切です。
とても広いスペースで飼育する時でもなるべく毎日水を換えてください。
水換え後、糞をする事がよくあります。
その際は、また、すぐに水を取り換えましょう。
この飼育方法には、プラスチックの飼育ケースなどがよく使われています。
その際、ケースの底がツルツルしている事が、多いためツノガエルの足は滑ってしまい
座りが悪くなります。
コレによりツノガエルの足腰の座りや閉じの悪い姿勢となります。
その不自然な姿勢になってしまう悪い状況で飼育続けると、
体(腰)の伸びたような体勢で育ち不自然な姿勢のまま骨格が出来てしまいます。
本当にコレは、カエルにとってとても良くない事なのです。
カエルの運動機能に支障がでてしまい、結果的に健康にも害を与えてしまいます。
予防と改善のためカエルの足場には、必ずすべり止めを用意します。
すべり止めには、ウールマットや園芸用品の植木鉢の下の穴から土が出ないようにするためのプラスチックの網などを下に敷きます。
ただ、やはりこのスタイルは、上陸後約1ヶ月ぐらいまでにしていただきたいと思います。
ツノガエルに陸と水場のあるケースにて飼育しますと、わかりますが陸で落ちつきます。
この水張り飼育にて問題が起こりやすい事があります。
コレは、気温の下がる秋口から冬にかけて比較的起こりやすいです。
気温が下がり空気が乾燥するこの時期は、エサの食いつきも落ちます。
この頃、カエルは、脱皮の皮が上手く脱げない状態になる事があります。
この環境の変化にてカエルは乾季などを感じたためコクーン
(乾季に体を乾燥から守るため脱皮の皮を何層にもして作る薄い保護膜みたいなモノ)
を作るように体か変化しているのかもしれません。
その脱皮でコクーンつくりながらの状態ですが、水につかっている部分での脱皮の皮はふやけて剥がれます。
ですが、背中の皮は、乾燥によりカピカピ状態になり張り付きます。
ずっと水の中のためどちらともできない状況になっているのだと思います。
しかも、この水面付近の皮は、ふやけながらもいつも剥がれないため不潔な状態になります。
このような事が続きますと調子が悪くなる原因になっていると思います。
このようになった時は、高めの温度(水温26~28度)の多めの水に入れて
背中の脱皮の皮までふやかしてキレイに脱がせます。
キレイになったら、陸の飼育に切り換えていただくと良いと思います。
この時に調子がとても悪い時は、消化の良いエサを少しだけ与えて下さい。
ある程度、太っていて体力があればエサは、あげなくていいです。
回復には、体力がとても大切です。
でも、食いつきが良い時は、通常のように与えてください。
この体力と体調不良の問題で体調が悪くてやせている場合は、いくら良い環境にしても体力がないため回復が難しくなります。
調子が悪くなったら少しでも体力のあるうちに良い環境にしてあげてください。
その陸飼育後、1回キレイに全身の脱皮ができればもう安心です。
調子の悪くなった時のカエルを回復させるポイントは、清潔な環境に28度ぐらいの高温で代謝をよくしてエサを与える事です。
基本的に調子の悪くなる時は、不潔な環境と体力の低下が原因です。
原因が不潔であっても体力がある場合は、清潔にすれば数日で元気になります。
でも、不潔で体力も低下している場合は、上手くだましだましエサを与えて体力をつけながら、いつも清潔な環境にしてください。
その他、病気や傷や骨折など、なんだかいつもと様子が違うと思った時は専門の獣医さんへ診てもらいましょう。
普段の観察がとても大切です。
よく可愛がりながら観察もしてください。