【生態】法が認める危険特定動物!ボア・コンストリクター
http://www.nationalgeographic.co.jp/animals/reptiles/boa-constrictor.html
食性: 肉食
寿命: 野生: 20 ~ 30 年
体長: 4 メートル
体重: 27 キログラム
南アメリカには、ネズミが増えるのを防ぐためにボアを飼っている家がある。
ボア・コンストリクターは、全爬虫類の中でも最もはっきりした模様を持つ種の1つである。生息環境に応じて、体色は褐色、緑、赤、黄などさまざまで、ギザギザ、楕円、ひし形、円などの迷彩模様を装う。
ボアは、中央アメリカから南アメリカの熱帯に生息し、毒は持たず、体を巻きつけて獲物を絞め殺す。アナコンダの仲間と同じように泳ぎも上手だが、地上にいることを好み、主に丸太のうろや使われなくなった哺乳類の巣穴に住む。
アナコンダに比べるとかなり小さいが、体長4メートルほどに成長し、体重は45キロを超えることもある。アゴには小さいカギ型の歯が並び、それで 獲物を捕らえ、筋肉質の体で締めつけて窒息するまで獲物を放さない。ボアは、鳥、サル、野生のブタなど、捕らえられるものはほとんど捕食する。そのアゴ は、大きな獲物を丸のみできるほど広げることができる。
ボアは体内で卵をかえす卵胎生で、最大で60匹ほどの子どもを産む。生まれたときは体長60センチほどで、寿命である25~30年のあいだ成長し続ける。計測された最大のボア・コンストリクターは約5.5メートルあった。
華美で上質な皮の利用とペットとして取り引きする目的で捕獲され、ボア・コンストリクターの一部の亜種は絶滅の危機にあり、ほとんどの種がその生息地域で保護対象となっている。