【画像】世界最大のトカゲ…コモドオオトカゲ

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【生態】世界最大のトカゲ…コモドオオトカゲ

http://www.nationalgeographic.co.jp/animals/reptiles/komodo-dragon.html

人生で一度は見ておくべき爬虫類ですね!

コモドオオトカゲは、何百万年もの間、インドネシアの小スンダ列島の過酷な自然環境の中で繁殖を続けていたが、驚くべきことに、その存在が知られるようになったのは、100年ほど前のことにすぎない。

コモドオオトカゲは、体長3メートル、体重140キロ以上にまで成長する、地球上で最も重いトカゲである。長くて平らな頭部に、丸い鼻、ウロコに覆われた皮膚、弓のように曲がった足とたくましい巨大な尾を持つ。

 

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少数の島にしか生息しないコモドオオトカゲだが、その島では支配者として君臨している。死肉やシカ、ブタ、自分より小さな同種の個体だけでなく、大型の
水牛や人間さえも捕食する。コモドオオトカゲの採餌方法は、体を周囲の風景に溶け込ませてしてひたすら待つだけである。つまり、地面に身を伏せて獲物を待
つのだ。コモドオオトカゲは、強力な脚力と鋭いかぎツメ、サメのようなギザギザの歯で、ゆっくりと歩いてくる獲物に飛びかかり、内蔵を抜き出してしまう。

 

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長い間、噛みつかれた獲物はコモドオオトカゲの唾液内の細菌のために敗血症を起こして絶命すると考えられてきた。しかし最近の研究で、コモドオオトカゲ
は歯の間に複数の毒管を持っており、噛みついてから引っぱるなどの動作をする間に毒を獲物の傷口に流し込むことが明らかになった。毒液には複数の毒性タン
パク質が含まれ、血液の凝固、血圧の低下、筋肉の麻痺、そして意識の喪失を引き起こす。噛まれて毒を注入された獲物は、その場では逃げられたとしてもやが
て絶命し、鋭い嗅覚で発見されてしまう。

コモドオオトカゲは、1回の摂食で自分の体重の80%もの量を食べることがある。

コモド島、ギルモンタン島、リンチャ島、フローレス島に生息するコモドオオトカゲの個体数は、約3000~5000頭で安定している。しかし、産卵するメスの死、密漁や自然災害などのために、コモドオオトカゲは絶滅危惧種に指定されている。

 

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