【画像】中目黒寄生虫館に行ってきた!

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中目黒寄生虫博物館

【閲覧注意】中目黒寄生虫館に行ってきた!


暇さえあればスマホをいじってしまう現代っ子諸君!
アラサーになってもまだ両親に食わせてもらっているニート諸君!!
誰かにかまってもらわないとアイデンティティを保つことができないメンヘラ諸君!!!

何かに依存してしまいがちな現代だからこそ、
究極の依存生活を日々送っている寄生虫から学べることもあるんじゃないだろうか?

そんな諸君におすすめなのが『目黒寄生虫館』だ!

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外見はどうみても目黒通りの1雑居ビルにしか見えない。
この建物の1階と2階が博物館となっている。
どうやら期間限定で特別展も開いているようだ。

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一歩入ればまるでジュエリーショップのように並べられた寄生虫の標本がズラリ……

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基本的には白い線のような寄生虫の標本がほとんどだが、
ドキッとするような標本もあるので肝が小さい人は覚悟して行くべし
ちなみにこの亀には目の周りにウミエラビルという寄生虫が寄生している。
まぶたや総排泄腔などの柔らかい皮膚に寄生して血液を吸うそうだ。

 

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こちらは特別展のヤマビル展コーナー。
ヒルの生体や登山時のヒル被害について解説してある。
ヒルを見る度に映画『スタンド・バイ・ミー』を思い出すのは私だけだろうか……

もし↑の動画のようにヒルに噛まれた時は無理に力づくで取ろうとせず、
ライター等で炙れば自然と落ちるので落ち着いて対応しよう。

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続いて2階。
1階は主に魚類や哺乳類等のヒト以外の動物に寄生する寄生虫ばかりだったが、
2階は人体に寄生する寄生虫がまとめれている。
その中で特にインパクトのあったものをここからはピックアップして紹介しよう!

■エキノコックス

日本だと北海道に生息している寄生虫であり、ヒトに感染するとエキノコックス症を
引き起こしてしまう。
感染経路としては、感染したネズミを狐や犬が食べ、
糞に混入した卵胞が水や食料についてしまい、経口感染という形でヒトに感染する。

ヒトの体内に感染した場合は、肝臓に幼虫が寄生し、深刻な肝機能障害を起こす。
薬での治療方法は今のところなく、外科手術で取り除くしか方法はない。
また、潜伏期間が非常に長い上に感染初期は全く自覚症状がないため、
早期の発見が難しいというかなりやっかいな寄生虫。

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こんなかわいい顔をして恐ろしい病気の原因になりうるなんて……

■肝吸虫

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こいつも経口感染し、肝臓に寄生するタイプの寄生虫。
肝臓ジストマとも呼ばれてました。
肝吸虫は薬での治療も可能ですが、症状が進むと肝硬変になってしまうことも。
感染経路はタニシ→フナなどの淡水魚→ヒト。
宿主である貝や魚を十分に火を通さずに食べてしまうと感染してしまうそうなので、
渓流釣りやワカサギ釣りが趣味の人は十分に気をつけるべし。

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漫画『美味しんぼ』の登場キャラクター、海原雄山のモデルにもなった
芸術家『北大路魯山人』もタニシを生茹でで食べたことで
肝吸虫に寄生されてしまったとか(美味しんぼ知識)

■アニサキス

 

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主にサケ、サバ、アジ、イカなどの魚介類から感染する恐れのある寄生虫。
寄生されると激しい腹痛と嘔吐が起こる。
宿主がスーパーで簡単に手に入るため、もしかしたら一番身近な寄生虫かもしれない。
刺し身等の生食による経口摂取で感染するケースが多い。

 

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温度の変化に弱いため、加熱または冷凍することで死滅させることができる。
アイヌ料理にルイベと呼ばれる冷凍したまま刺し身を食べる料理があるのだが、
これは寄生虫対策として理にかなった調理法と言える。昔の人のってすごい!
ちなみにイカソーメンもイカに寄生しているアニサキスの成虫を肉と一緒に
切り刻み感染を予防するための調理法だとか……ますます昔の人ってすごい!!

■日本海裂頭条虫

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サナダムシと呼ばれる寄生虫の一種。
サケやマスを生食することで感染する恐れのある寄生虫。
寄生されると下痢等の消化器系機能に障害が出てしまう。

上記の写真に写っている個体の全長は8,8メートル。
縦に伸ばせば、なんとパトレイバーの『イングラム』より長い!

サナダムシダイエットというダイエット方法があるが、
これはわざとサナダムシを体内に寄生させて、カロリーの吸収を
抑えて痩せるというもの。

100キロあった体重が55キロまで減ったという話も聞くが、
病的な痩せ方らしく美容目的ではオススメできない。
さらに、ヒトを最終的な宿主としない種類もサナダムシには存在し、
それらが寄生した場合は最悪の場合、死の危険もあるため、
もしサナダムシに寄生されても「よっし、これで痩せれる!」とか
思わずにすぐ病院へ行こう!

【【閲覧注意】寿司好き中国人男性の体に寄生虫がびっしり…生魚が原因か、と英紙】

さて、寄生虫館の紹介をしてみたが、いかがだっただろう?
紹介しきれなかった寄生虫がまだまだあるので、興味がわいた方は
ぜひ行ってみて欲しい!

ちなみに、筆者は博物館に行ってから魚の刺身が食べづらくなったので、
食事を済ましてから行くことをオススメする。

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2階にはショップがあり、色んな寄生虫グッズが買える。
寄生虫ファンはチェックするべし!

【目黒寄生虫館】
〒153-0064 東京都目黒区下目黒4−1−1
火曜日~日曜日
午前10時~午後5時

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