【動画】空を飛べる爬虫類を知っていますか??

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あなたは空を飛べる爬虫類を知っていますか?

ちなみに私は知りませんでした(笑)以前、動物奇想天外でトビトカゲ?という爬虫類を見た事がありましたがあまり覚えていないのと、正直「飛んでいる」というよりは「落ちている」印象が強く、改めて調べてみようと思った訳です。その他にもトビヘビやトビガエル等、調べていくうちにこんなに飛べる種類がいるのか・・・と驚いたので記事にしてみました。まぁよく考えると爬虫類は鳥の進化過程であり、飛べる種類がいてもおかしくないと言われればそうなのかもしれませんね。

 

飛ぶヤモリ「パラシュートゲッコー」

 

流石に重い亀やワニで空を飛べる種類はいませんが、有鱗目には空を飛ぶ種類が何種類かいます。例えば有名な空飛ぶ爬虫類として「パラシュートゲッコー」がいます。これはヤモリの仲間なのですが指と尻尾それに体の側面に発達したヒダがあります。このヒダによって空気抵抗を得て、ジャンプした時に距離を稼いだり着地の衝撃を和らげたりできるのです。さらにこのヒダは木の表面とよく似ているため昼間はカムフラージュにもなって一石二鳥です。また「ツリーラセルタ」と呼ばれるカナヘビ科の仲間も空を飛ぶとまではいきませんが樹上から飛び降りる時に体を薄く広げ、空気抵抗を増加させることによって着地までの距離を稼ぎます。

 

ツリーラセルタ

 

 

爬虫類で一番空を飛ぶ「トビトカゲ」

 

しかし今までの爬虫類とは別格の「空飛ぶ爬虫類」がいます。それは冒頭でも出てきたアガマ科のトビトカゲの仲間のDraco属でしょう。トビトカゲは30種類程度が知られていますが、彼らの肋骨は長く体側から外に張り出して、助骨のあいだには「飛膜」と呼ばれる膜が張っています。さらに、この「飛膜」を主翼として首に小さな副翼があります。戦闘機で言うところの「ダブルデルタタイプ」の形をしています。ここまで飛行機に適した形態を獲得した爬虫類はいません。そのためトビトカゲは、他の飛行できる両生類・爬虫類とは段違いの飛行距離と機動性誇っているのです。木から飛び降りたトビトカゲは50から100メートルほど滑空可能で飛行中に方向変えることもできます。もちろんこれはダブルデルタという形状のなせる技ですが、おそらく長い尻尾や喉に発達した咽喉垂もこのような飛行中の機動性に一役買っているのでしょう。

 

         ダブルデルタタイプの戦闘機

 

空を飛ぶヘビがいるなんて・・・

 

これは私にとって衝撃の事実でした。羽でもついていれば飛べるのでしょうが、そうなるとドラゴンですね。ロマンが広がります!とそんなことはなく、ただのヘビなのですが本当に飛ぶんです。しかしトカゲと違い力ずくで飛んでいる感があるのがトビヘビの仲間のChrysopelea属のヘビたちです。トビヘビは東南アジアに5種類程度知られていますが、彼らは助骨を外側に広げて体を薄くできます。こうすることによって空気抵抗を増加させ滑空するのです。滑空中は少しでも距離を稼ぐためか、体をくねらせまるで空中を這うように飛びます!(書いていて意味が分からない!笑)そのままでは多少の距離を稼げてもボテッと地面に押してしまうであろう体型を逆に活用して空を飛ぶのです。驚く事に彼らの滑空距離をはトビトカゲに匹敵し、滑空中に直角に曲がるというのですから驚きです。文章では伝わり辛いので動画をどうぞw

 

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