今回は尾に特徴のあるテーラーカワリアガマの解説です!砂漠に棲む小さくて可愛いトカゲで「頭隠して尻隠さず」を実行する面白い特徴をもっています笑
テーラーカワリアガマの原産地
東アフリカのソマリア半島南部に分布し温度差の激しい乾燥した砂漠地帯に生息しています。まだ発見されてあまり年月が経っていないので詳しい生態は完全に知られていません。しかしアメリカでは既に繁殖に成功しており、比較的飼育し易いトカゲと言えます。
テーラーカワリアガマの特徴
特徴はトゲオアガマによく似た生態を持っています。しかし食性は大きく違い、を草食のトゲオアガマに比べ昆虫食が強い雑食性のトカゲです。昆虫食といえど単一のコオロギばかりでは飽きてしまうようで、ミルワームやトカゲフードなど雑多な餌が必要です。サバクツノトカゲと同居させたときはアリも好んで食べたそうです。雑食とはいえ草食はあまり好まずニンジンなどの根菜類が好みのようです。
尾の先は長さよりも幅が広く、側面のトゲがとても大きいのが特徴でインボイスネームはその形状から「ビーバーテールアガマ」と呼ばれていました。通常は土の中に穴を掘り日中の暑い時間はそこに潜って生活していますが、そのトゲトゲの短い尻尾で穴に蓋をし外敵から身を守ります。
こんな感じ!
基本的には乾燥した環境としますが時々霧吹きをする必要があります。また砂漠性トカゲには珍しく容器に入った水を飲むため、水入れは入れてあげましょう。
調子の上がったオスの個体は顎の下が青く発色します!奇麗ですねー
生態の良く似たトゲオアガマ
テーラーカワリアガマの可愛いポイント
動画で紹介!テーラーカワリアガマのお食事
パクパクする姿、癒されますね!
ベビー可愛い!
テーラーカワリアガマの飼育
管理温度:25〜28度
ホットスポット:30〜35度
紫外線:UVB灯・メタルハライドランプ
主食:コオロギ・ミルワーム・野菜
最大サイズ:10cm程度
寿命:10年程度?
値段:¥25,000〜¥50,000
フトアゴヒゲトカゲと飼育方法はよく似ているので下記を参考にしてみて下さいね!
性質は巣穴に潜るタイプであり臆病な種類です。シェルターの設置や穴を掘れるように床材は「デザートブレンド」等にしてあげると良いでしょう。ケージのサイズも動き回れるよう幅60cmのケージがオススメです。また、前述したように砂漠に生息しているため、飼育には強い紫外線とホットスポットが必要になります。体は丈夫な方で初心者にも飼育がし易い種類といえます。ただ流通し始めて間もないため、入手し辛く値段も高いのがネックです。
ハンドリングですが、乱暴に扱うと細い末端部が切れる場合もありますので気をつけて接しましょう。小型種のトカゲのわりに気が強くてに噛みつく個体もいます。