Underwoodisaurus milii(別名:ナキツギオヤモリ )、よく爬虫類ショップやイベントではアンダーウッディサウルスで販売されているこのトカゲを、実際に飼育してみた経験をまとめました。アンダーウッディサウルスについてはあまりネットに情報がなく四苦八苦している方に見てもらえれば嬉しいです。
アンダーウッディサウルスについて
オーストラリアに生息する最大全長15cm程度のトカゲで、体色は茶をベースに黒、黄色、白の斑点が散らばる。顎から尻尾にかけて裏側は白。夜行性のため夜中に活発に動き昼間はシェルターで身を隠し、敵を見つけると太い尾をゆっくり揺らしながら威嚇します。うちの子は餌食の際、尻尾を揺らしながら餌に飛びつき食べたので、威嚇以外にも尻尾を揺らします。
アンダーウッディサウルスの飼育準備
ご無沙汰しております、仕事を言い訳に半年もサボってしまいました。期間が空くと趣味趣向が変わるのかブログ自体のテーマやデザインを変えたくなります。そして今回も変更しましたが見やすくなったでしょうか?
今年は(あと4ヶ月もない)短い投稿でも最低週1〜2回のペースでUPできるようブログへの熱を高めていきたいです。
前置きはさておき、実は去年の12月に行われた東京レプタイルズワールド2017冬にて新しい家族をお迎えしおりました。それがアンダーウッディサウルスでミリーと名付けました。
↓この記事で少し触れていました。
お迎え後は少しそっとしておきつつケージの準備を。
今回購入したセット
・ジェックス エキゾテラ グラステラリウムナノキューブ
・ジェックス レプタイルヒート XS
・ジェックス エキゾテラ(EXO-TERRA) 恐竜の卵S PT2840
・温度計
・レオパゲル
・乾燥コオロギ
・床材はサンド
・みどり商会 暖突 S
全部で15kくらいでした、イベントだと少し安いのかな。暖突はイベントではなくネットで購入しました。やはりプレートヒーターだけだとケージも20度前後と飼育ギリギリの環境。心もとなかったので奮発しました。ただ、暖突の取り付けができないケージなので試行錯誤の末100円均一で購入したまな板たて?を組み合わせゴムで補強しケージの上に置くことに。
我ながらすごくよくできました。ケージ内の温度はばらつきもあると思いますが25度〜を保ちます。
入れてやるとすぐにシェルターを見つけそのまま出てこない。夜行性なので夜活発に動くのを待ちます。
飼育方法は似ているので参考まで↓
アンダーウッディサウルスの餌
アンダーウッディサウルスの餌は小さな虫、ミルワームやコオロギになります。今回ショップの方にレオパゲルなら食べるのではと指南され購入。いかんせんコオロギが苦手なため食べてくれることを祈りピンセットで口元へ・・・ひと噛みして吐き出します。乾燥コオロギも吐き出し、もしもの時のために購入したグラブパイも食べず。結局生き餌を与えることになりました。イエコオロギMサイズを2日に一回2匹ほど与えていました。ミリーも大きくなりますが、コオロギも大きくなり問題発生。繁殖による鳴き声で真冬の我が家が秋の夕暮れに、そして眠れない。
色々と試しましたが最後は冷凍コオロギという手で落ち着き安眠の日々が戻りました笑
うちの子は食べませんでしたが6,71割のヤモリはレオパゲルかグラブパイを食べるようです。虫が苦手な方は是非検討して見てください。
爬虫類の病気
ミリーをお迎えし半年と少し過ぎた頃、ミリーの様子が少しおかしい・・・同じ場所に留まりあまり動かない日があり餌もいつも2匹食べる餌を1匹。異変に気づいてから2,3日しか経っていないのに急激に弱っていき自力で立てなくなっていました。少し調べてみるとクル病という病気と症状が似ていることに気づきました。クル病とは別名で骨軟化症といい、成長期に骨のカルシウムが作られなかったり体内に吸収されなかったりすることで、骨折しやすくなる病気です。ミリーの場合、カルシウム剤を振り掛けると一切餌を食べなくなるためたまに日光浴をさせる程度でした。クル病ではないか?と気づいてから1日でそのまま天国へ。体も小さくまだ抗体のない個体とはいえ本当に急過ぎて言葉がありませんでした。少しでも早く異変に気付いてあげられればと思います。
クル病の症状
・尻尾が曲がる
・目を開けない
・手足が変形する(立てない)
・歩行バランスが悪い
・バスキングで口を開けない
・餌に反応しない
こういった症状があればクル病を疑ってください。小さな異変も動物にとってはSOSです。
爬虫類へのモチベーションが中々上がりませんがまずは備忘録として投稿しました。